温度ヒューズとは
温度ヒューズとはヒューズの一種で、似たものには電力ヒューズがあります。これは電気回路内に置かれ、通常時は電気の導体の役割を果たしています。しかし何かの理由で規定より大きい量の電流が流れると、電気回路を守るために自らを溶かして電気の流れを断ちます。これとほぼ同じ仕組みで、温度に反応して溶け、回路を防御するというはたらきをもつものが温度ヒューズです。機器が過度に熱せられることを防ぐ装置というわけです。
同じような機能を持つものとしては、サーモスタットがあります。サーモスタットは、温度が下がり、機器が通常の状態に戻った後も機能し続けますが、温度ヒューズは危険を防止する最終安全弁の役割を果たしています。
確実に事故を防ぐことを目的に作られているものであることから、一度溶けたものはその役目を終え、二度と使用することはできません。自身の身を犠牲にすることで、重大な事故の発生を未然に防いでいるものなのです。
温度ヒューズが切れたら
温度ヒューズが切れたら、製品を使用することができなくなります。製品を使用するには新しいものをとりつければ良いのですが、使用できなくなった本当の原因というのは他の部分に隠れています。通常の故障ですと、故障部分だけを取り替えれば、製品は健全な状態に戻りますが、その原因を明らかにしないことには、取り替えたとしても再び切れてしまうことになりますので、解決のために根本的な原因の究明を欠かすことはできません。