正座椅子とは

正座椅子とは、正座する際の足への負担をやわらげるための椅子です。正座は、日本人としての正しい座り方であると定義されています。万人にわたって浸透したのは江戸時代以降となりますが、以来、公的な場所で床に座る場合には、正座することが作法とされています。また、茶道や武道など、日本古来からの伝統的な芸道では、必須ともいえる作法であり、洋風文化の浸透した現代においても、文化は変わらずに受け継がれ続けています。

洋風の生活様式が日本に入ってきて以降は、日本の住宅にも椅子が本格的に取り入れられるようになったことで、日本人の「正座離れ」が進みました。現在では若者を中心として、苦手とする人の数が増えている状況です。

それでも正座をしなければならない場面は出てきます。現代では足の負担をやわらげるものを求めるニーズもより強くなり、公的な場においてもある程度許容される補助器具としての正座椅子が登場する背景となりました。

正座椅子のしくみ

正座椅子のしくみですが、基本的には足とお尻の間に置くことで、足や膝、腰にかかる体重の負担をやわらげ、足腰が悪い人にとっても助けになるものとなっています。構造は簡易的なものですが、より使いやすいものとなるよう、改良は進められています。従来は比較的大きなサイズで、椅子の脚の部分が×字型になっているものや組み立て式というものも多かったのですが、利便性を考えた上で、多様なモデルが販売されるに至っています。

正座椅子の種類

正座椅子の種類としては、初めから完成しているものと、携帯用のものとがあります。材質や木製のものやビニール、クッションのようなものもあり、携帯用のものは、組み立てて使うものや、空気を入れふくらませて使うものもあります。また、高さ別でサイズを分けて揃えているもの、テープ式で高さを調整するものもあります。

正座椅子のデザイン

正座椅子のデザインですが、木製で上品な雰囲気を醸し出し、公的な場にも充分マッチするもの、丸みを帯びたクッションのようにやさしくやわらかな印象を受けるものと、様々です。最近では牛乳パックなどを用いるユニークな作り方、「プーさんのイラスト入り」、「リラックマ型」なども登場し、市場は賑やかになっています。

正座椅子の注意点

正座椅子の注意点ですが、自分の体格などに合わない椅子を使用すると、逆に、足腰を痛めてしまう可能性があります。具体的には、たとえば大柄の人が小さすぎるサイズを使うと、体の一部に負担が集中してしまいます。

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